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保育士が選ぶ読み聞かせ絵本 Vol.16 【3.4.5歳児】

【クラス】すみれぐみ

【タイトル】じっちょりんとあるくみち

【作者】かとう あじゅ 

【出版社】文溪堂

【選んだ理由】

冬の寒さが和らぎ、戸外に出る事が多くなってきたので、季節の変わり目の変化に目を向けてほしいと思い、この本を選びました。お散歩に出た際には「じっちょりんはどこかな?」「あ!ここにおはながある!」と楽しんでくれたらいいなと思います。

【どんな絵本?】

”じっちょりん”という小さな生き物が登場します。じっちょりん家族は、花びらや葉っぱは食べますが、種だけは食べずに取っておき、なんと!コンクリートの隙間や電信柱の根元にせっせと植えて行くのです!お散歩の途中、あんなところ、こんなところにそっと咲いてた花たちはじっちょりん家族が植えてくれてたのか!とお散歩中の発見をさらに楽しめます。

【子どもたちの様子】

絵本を読み始めると「じっちょりんってなに!?」「じっちょりんだって!」と、”じっちょりん”に興味を持ってくれた子どもたち。読み進めていくと「あのおはなはじっちょりんがうえてくれたのかな?」「じっちょりんみてみたい」と、読み終わったあとにはみんなでじっちょりん探しのお散歩へ行きたくなります!お散歩中、種を見つけると「じっちょりんこないかな~」歩いていると「じっちょりんみつけたよ!!!」と、たくさんの発見を楽しんでいるすみれさんです。

 

 

 

 

【クラス】れんげぐみ

【タイトル】 REALLY SPRING はるがきた

【作者】ジーン・ジオン

【出版社】主婦の友社  

【選んだ理由】

色塗りやお絵描きが好きな子どもたち。春の色の世界を見て感じられたらと思い選びました。

【どんな絵本?】

もうすぐ春なのに、街はどこもかしこも灰色、、、街の人々も同じように暗く沈んだ気持ちになっていました。

そんな時、街にペンキで色を塗ろう!という男の子のアイディアに街中の人々も賛同し、どこもかしこもカラフルに色づいていくと、たちまち街も人々の心も輝き始めるというお話しです。

【子どもたちの様子】

灰色の街が少しずつ色づいていくたびに「可愛くなった!」「ピンクにも塗って欲しいな!」という反応が見られたり、所々に出てくる春の草花や生き物の名前を聞き「それってどんなやつだろう?図鑑で調べてみようか!」という声も聞かれました。絵本の中に「しんめのにおいをかぎ、、、」という部分があり、読み終えると「しんめのにおいってどんなにおい?」と、難しい質問がありました。ゆり組さんになったらお散歩で新芽のにおいをかぐことができるかもしれませんね!

 

 

 

 

【クラス】 ゆりぐみ

【タイトル】 「オレ、カエルやめるや」

【作者】   文 デヴ・ペティ 絵 マイク・ボルト

【出版社】  マイクロマガジン社

【選んだ理由】

今年は、シリーズで絵本を選んできたので、今回も、同じカエルくんのお話を選びました!

どのお話も、カエルくんの素直な気持ちや思いがそのまま言葉や絵で表現され、カエルくんと関わる周りの登場人物たちの素直な気持ちや言葉がけを、絵本を通して素直な気持ちを素直に表現したり、相手を思いやる気持ちを持ったりしながら、本当にそうなのかな?と感じ、伝えられるきっかけになればと選びました。

【どんな絵本?】

ある日カエルじゃなくてネコになりたいと言ったカエルくん。カエルは濡れていてヌルヌルしているし、ムシばっかり食べるし、それよりももっとかわいくてフサフサした動物になりたいのです。いろいろな動物に出会い、話をしていくうちにカエルくんは自分の良さを知り、今のままでいいんだ、と気がつくことに…!

【子どもたちの様子】

可愛らしくインパクトのある絵柄が特徴のカエルくんシリーズ。カエルくんとお父さんが紡ぐテンポの良い会話に子どもたちも興味津々な様子。絵本を読むのも上手になってきた子どもたち。読み聞かせを聞いた後も1人でじっくり読み進めたり、お友だちと仲良く読む姿がたくさん見られました!

 

 

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