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保育士が選ぶ読み聞かせ絵本 Vol.17【3.4.5歳児】

【クラス】   ゆりぐみ

【タイトル】  とのさま1ねんせい

【作者】    長野ヒデ子

【出版社】   あすなろ書房

【選んだ理由】

春になったら自分たちも一年生、殿様の一年生ってどんな感じなんだろう?

一年生になることへ期待が持てたらいいなと思い選びました。

【どんな絵本?】

遊ぶの…大好き。お勉強、大嫌い!の殿様に困った家来たちはてんてこまい。

逃げ回る殿様を、追いかけるのはやめて、家来たちだけで一年生になる準備を始めます。準備を始める家来たちをみて、殿様もだんだん一年生になりたくなってきたようで…。

入学式までに殿様は準備を始めるのでしょうか。

【子どもたちの様子】

逃げ回る殿様、隠れる殿様を笑っていた子どもたち。「なんでいちねんせいになるのいやなのかな〜?」と不思議がる子もいました。ランドセルを作るページになると「そうやってつくるんだ〜」と感心していました。出来上がったランドセルを見て、自分のランドセルは何色なのかをお友だち同士で教えあったり、ランドセルの中に何を入れるのかをお話しする姿もありました。

 

 

 

 

【クラス】    れんげぐみ

【タイトル】  「じぶんのきもち ともだちのきもち」

【作者】     WILLこども知育研究所(編著) 渡辺弥生(監修) 

【出版社】    金の星社 

【選んだ理由】 

思ったこと、感じたこと、伝えたいことなど、気持ちを言葉にするってどういうことなのだろう?をれんげ組の子どもたちに伝えたく、絵本の世界を想像しながら、実際の生活のなかで、絵本と同じあの場面だ!と気付いて、知るきっかけになってくれたら良いなと思い、選びました。

【どんな絵本?】

日常の生活のなかでの出来事がイラストで描かれています。そのなかで、「あいてはどうおもっていたのだろう?いるのだろう?」や、どうしたら相手の気持ちを知ることができるのか? 言葉だけではなかなか伝わりづらい場面での相手の気持ちが、イラストと言葉も添えられているので、”こんな気持ち”や”そんなふうに思うこともあるのか”と知ることができるように思います。

【子どもたちの様子】

「やさしくいうんだよね」「○○っていってみる」など、絵本をよく理解している様子が見られました。実際の生活の中で、気持ちを言葉にする経験を積み重ねているところです。少しずつですが、“子どもたち自身で”や“保育者の仲立ちのなかで”気持ちを言葉にしてみる姿が見られます。自分の思いをしっかりと聞いてもらえて受け止めてもらえる経験から、自分自身も相手の話しに耳を傾けてみようと思える気持ちが、より育つと良いなと思います。

 

 

 

 

【クラス】  すみれぐみ

【タイトル】 わにくんの だめだめきゅうり

【作者】   すみくらともこ

【出版社】  みらいパブリッシング

【選んだ理由】

屋上でキュウリを育ててから、収穫、キュウリ作り、キュウリパーティーとキュウリに親近感を持っている子どもたち!今のすみれ組にぴったりな絵本だと思い、選びました。

【どんな絵本?】

お隣のぶたくんちが育てているキュウリが垣根を超えて、わにくんの家に入ってきました。ぶたくんちを覗いてみるとお昼ごはんにキュウリを食べていました!『えっ!?これってたべられるの?』でも『わにくんの家で大きくなったキュウリだからわにくんの?でもねっこはぶたくんちにあるし…』わにくんはキュウリが食べたくてたまりません!そろ~り…ちょっとだけ… 果たしてぶたくんはキュウリを食べることができるのでしょうか!?ある夏の日の悩めるわにくんに、ほっこり楽しめる絵本です。

【子どもたちの様子】

ぶたくんが、キュウリを収穫しようと思ったら… キュウリじゃなくてワニくんのしっぽだ!!という場面で大笑い!!

日頃の実体験が絵本と重なり、楽しみながら読む子どもたちでした。

 

 

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